齋藤 ウィリアム 浩幸

1971年カリフォルニア生まれの日系二世。16歳でカリフォルニア大学リバーサイド校に合格。同大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部を卒業。10代で商用ソフトウェアのプログラミングを始め、その大学在学中にI/Oソフトウェアを設立。1998年に27歳で「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」(アーンスト・アンド・ヤング、ナスダックおよびUSAトゥデイ主催)を受賞。暗号、生体認証、サイバーセキュリティに関する第一人者でもある。

BAPIという生体認証システム技術を開発し、マイクロソフト社を含む160社以上の企業とライセンス契約を結ぶ。BAPIは事実上の世界標準規格となり、2004年に自社をマイクロソフト社に売却した。

2005年に拠点を東京に移し、株式会社インテカーを設立。コンサルタント会社として、企業がグローバルに認められ、革新的な技術がビジネスとして成功するための助言を行いながら、時としてベンチャー企業に資金援助も行う。アントレプレナーの手助けに情熱を傾ける傍ら、日本の政府機関への協力や、大学の講義、政策提言を行う。講演活動をはじめ、出版物やテレビなどメディアを通じて情報発信している。

2012年には、総理大臣直属の国家戦略会議で委員を拝命し、また日本の憲政史上初めて国会に設置された、東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(NAIIC)では、ITなどのインフラ設備構築で手腕を発揮した。また、2013年12月より、内閣府本府参与に任命されている。

海外では、世界経済フォーラムから「ヤング・グローバル・リーダー」(2011年)および「グローバル・アジェンダ・カウンシル」(2011年)のメンバーとして選出され、その後同フォーラムのボードメンバーにも任命されている。

各国の政府機関に対する支援活動を行うなか、日本では、経済産業省、総務省、文部科学省、国土交通省、独立行政法人・産業技術総合研究所、情報処理振興事業協会などの機関に対して支援協力の実績がある。

著書としては、2011年に出版された自伝本『An Unprogrammed Life』(John Wiley & Sons)の他に、日本語本『ザ・チーム-日本の一番大きな問題を解く―』(日経BP社2012年)及び『その考え方は、「世界標準」ですか?』(大和書房2013年)が出版された。2013年10月より日経産業新聞にて、週刊コラム「ウィリアム氏と明日を読み解く」を連載中。また2012年、日経ビジネス「次代を創る100人」に選抜されている。